≪紀行文≫ |
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〜〜〜ホソバヒナウスユキソウ発見!谷川岳は花盛りでした〜〜〜 |
数々の山行が中止、延期を余儀なくされている梅雨の6月。しばらくは22日も雨予報でした。2日前にリーダーからの電話が。これは中止の連絡かと思いきや、天気予報が変わって、くもりになったので行けそうです、とのうれしいお言葉。てんきとくらすもAに代わりました。久々の谷川岳に行ける、喜びがわいてきました。
当日の朝の天候は曇り。新潟には雷注意報も発令され、午後からは新潟は雨予報。バスの中でリーダーさんから、夕方から天気が崩れる予報ですが、その前には下山できるでしょう。との説明があり、谷川岳は新潟と群馬の県境、午後からの雨、雷での途中撤退を余儀なくされた経験が蘇り、どうか天気が持ちますように、と祈りながら向かいました。
リーダーさんが数日前に下見で、ホソバヒナウスユキソウは天狗のトマリ場手前に咲いていることを確認してくださり、尾瀬の至仏山と、谷川岳でしか咲かないことを熱く語ってくださいました。リーダーさんの帽子には、尾瀬で購入したウスユキソウバッチがキラリと光っていました。
危険な雪渓がまだ少し残っているとの説明もあり、春の残雪なのでアイゼン無くてもなんとか登れそうですが、心配だったら持って行ってと言われ、迷うことなく持参。
期待と不安が入り交じりながら、バスはロープウェイ乗り場に到着。
以前はたくさんの人でごった返していたロープウェイ乗り場は、私達の他は数人の乗客のみ。待ち時間無くすぐに乗車できました。 |
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リーダーさんから本日の説明 |
ロープウェイという名のゴンドラ746m |
あっという間に1319m |
避難小屋まではなだらかな道が続きます。小屋付近で休憩。ここから、本格的な登山道になること、ここから虫がたくさん出るので虫除けしてくださいね、とのリーダーさんのお言葉、虫よけがない人には虫除けを貸してくださり、細かな心配りがありがたかったです。 |
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歩きやすい登山道 |
思ったよりも蒸し蒸し湿気多し |
虫除け網、防虫スプレーOK |
ここからは、石ごろ道になり、鎖場なども現れましたが、鎖もほとんど使わず、皆さんしっかりした足取りで予定通りの時間で天狗のトマリ場手前に到着しました。
ホソバヒナウスユキソウは、登山道からちょっと離れた崖っぷちに、可憐にさいていました。ガスがかかり周りの景色は見えませんが、この花に会えただけで目標達成した気持ちです。危ない崖っぷちにできるだけ近寄り、写真撮影タイムです。 |
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岩場続きます |
ガスで先は見えず |
ホソバヒナウスユキソウ撮影 |
ガスが濃くなってきたので、天狗のトマリ場、天神のザンゲ岩は急いで通りすぎ、いよいよ雪渓が現れました。アイゼン持参者はアイゼン装着、半数は雪道の達人なのでアイゼン無しです。雪渓は行く手を塞いで、ガスがかかりこの先見えず、手前で躊躇していた2人の若者はアイゼンが無くちょっと登ってみたら滑ったので帰ります、と撤退して行きました。
どこまでも続くかと思われた雪渓は、わずか2,3分で終了し、少し拍子抜け。すぐに肩の小屋に到着。ガスがかかって寒かったので、早々にお昼ご飯を済ませ山頂に向かいます。 |
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周りはガスだけど楽しそう |
先が見えない雪渓 |
よくみえないけどランチタイム |
ホソバヒナウスユキソウを無事に発見したので、あとはちょっと行ってくるだけと思っていたら、ここからトマノ耳、オキノ耳は、まさに花の真っ盛りでした。
岩の合間、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンコザクラが所々に小さな花束のように咲いています。登山道脇には、白い花のヒメイワカガミ、キバナノコマノツメなどが花を添えています。
数は少なかったですが、シラネアオイやハクサンチドリまで見られます。そして、オキノ耳の手前では、またまたホソバヒナウスユキソウに出会えました。感無量です。またまた写真タイム
たくさんの花を堪能し、あとは下山だけです。ガスも晴れてきて、周りの景色を目に焼き付けながらひたすら下ります。
予定時間通りに天神平駅に到着し、心配だった雨にも当たらず、雷も鳴らず、むしろ晴れてきて快適に下山できたので、記念に再び集合写真を撮ってロープウェイに乗り込みました。 |
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集合写真トマノ耳1963m |
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雪渓の下り。ガスが晴れ切れ目が見えます |
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ガスが取れ、景色を眺めながら下山 |
下山後、記念撮影 |
リーダーさんが山行を決断してくださり、綿密な下見のおかげで、安全に登ることができて、素敵な花々にも出会えて、良い一日になりました。
リーダーさん、皆様ありがとうございました。
≪出会った花々≫ |
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